株式会社鳶浩工業
▼前回からの進捗
【第1回調達(2021年6月)からの進捗】
1.2021年8月に仮設資材のレンタル・販売事業の大手である日本セイフティー株式会社とCage Systemの製造、拡販に係る業務提携契約を締結
→Cage Systemの製造及び在庫は日本セイフティー側が引き受ける
→日本セイフティーは、2022年1月より同社の全国営業拠点網を活用したCageSystemのレンタル事業を開始
2.Cage Systemの商標登録(2022年2月22日に登録を届出)
3.屋根養生マーケットを自ら広げるため、Cage Systemの無柱スパン(前回募集当時24mを30.34mに)を拡大する商品の開発に成功
【日本セイフティーとの業務提携効果】
1.Cage Systemの大量生産によりレンタル料金のさらなる低価格が実現
2.価格競争力強化により、屋根養生のディファクトスタンダードへ大きく前進
3.当社の在庫確保のための資金負担が解消
4.当社の在庫稼働リスクの解消
5.当社の営業・現場管理人材の大幅削減
【成果】
1.1月〜3月のCage System採用の引き合いが70件を突破
2.大手ゼネコン5社から引き合い
▼解決する課題
・解体工事現場の破片や塵の飛散を防ぎ、公衆災害をなくしたい
・飛散防止のための屋根養生は、高コスト、施工期間の長期化問題などから、導入が進んでいない
▼解決する方法
・導入コストと待機損料を抑え、解体工事の事故を防ぐCage System。広範囲での施工が可能となり技術面でも進展
・他の養生解体に比べ、価格は従来工法の1/5 程度に
▼ビジネスモデル
・Cage Systemのレンタル事業を中核に据える
・自社レンタル事業収益
・日本セイフティーのレンタル事業からはライセンス料を受け取る
▼マーケット
・好景気の建設ラッシュから70年、再開発と解体ラッシュを迎えた現代
・大手ゼネコンが屋根養生を標準工法として採用が進む
・Cage Systemの無柱スパンを拡大(前回募集当時24m→30.34m)することで、さらにマーケットを広げる
▼成長計画と戦略
・5年で全国の解体現場での使用率30%を目指す
・商品開発を進め、Cage Systemが参入可能な市場の拡大を図る
*2021年5月7日に特許番号交付、2022年2月22日に「Cage System」を商標登録
建築工事現場では、更地から新しく建築物をつくることを想像しがちですが、まずは既存の建物の「解体工事」から始まります。最近では、1950年代〜1970年代の高度経済成長期に建てられた耐震性の低い建築物が軒並み老朽化し、解体自体の需要も高まっています。
高層の建物の解体工事を行う場合、小さな破片や部品でも飛散したものが人に当たれば致命傷になってしまいます。20年以上解体工事に携わるなかで、飛散による凄惨な事故現場に立ち会ったことも少なくありません。当社代表取締役の小林も、過去には解体現場で鉄筋を飛散させ、無人の車のフロントガラスを破損してしまったことがあります。また、小林自身が5階からの転落や部材の飛散落下を後頭部に受けるなど、解体現場における被災当事者にもなりました。
似たような事故によって重傷を負い亡くなってしまった仲間や、五体満足ではなくなってしまった仲間もいます。工事現場に危険はつきもの。しかし、振り返れば経験した事故はすべて、十分な予算を安全対策にかけ、適切な現場巡視と作業指揮をすれば防げた可能性が高いと考えています。
建設業界において、安全は一番に保障されるべきもの。しかし、それが建前になっているケースが散見され、現場では「起きるか起こらないか分からない事故のために、予算は組めない」という言葉がよく聞かれます。この一言に、安全対策への意識が集約されています。
交通量の多い都心の現場でさえ十分な安全対策がなされていない場合も多く、作業員はもちろんのこと、解体工事現場付近を通りかかる誰しもが日々危険に晒されています。
解体工事を安全に行ううえで欠かせないのが「養生」。街中でもよく見かける、工事現場の囲いです。これは、解体の際に出る鉄筋やボルト、コンクリート破片などが近隣に飛散しないようにするもので、防音の役割も兼ねています。
高層の建物を解体する場合は、側面だけでなく上部にも屋根養生をすることが重要です。屋根養生とは、現場上部に施す蓋状の養生で、飛散防止工法の一つです。この対策を怠れば飛散物が足場の外に出る可能性が高まり、最悪の場合は死亡事故を引き起こします。
しかし、この工法は一部の高層ビルや大規模開発に関わる解体工事現場でしか施工されておらず、大半の中小現場では導入が進んでいません。
屋根養生の導入が進まない原因の一つとして、既存工法のコストの高さが挙げられます。既存工法では、上層階の解体終了に合わせ、機構を下層階へ移し替える「盛替え作業」が必要になります。この盛替え作業は数日を要し、そのための人件費もかかります。また、この作業中は解体工事がストップしてしまうため、待機損料(稼働させていない高額重機や足場、養生材など、すべてのレンタル費用)も発生してしまうのです。
このほかにも、重たい部材を運搬する移動・搬入コスト、建物や土地の形状によっては設置のための事前工事や、高所作業車の手配が必要になる場合も少なくありません。
施工主にあたるゼネコン・デベロッパーが解体作業にあてる予算は、多くの場合、予算全体の10%ほど。既存の屋根養生を採用すれば予算を超過してしまいます。
危険作業がつきものの建設現場は、抜き打ちで行政機関による立入検査が実施されるほどです。安全対策が不十分だと指導対象になります。しかし、解体は建設工事全体の最初の工程で工期も短いため、その後の工程ほど立入検査が実施されません。その結果「やらなくてもいい」「コストを優先する」と判断されてしまう現場が数多く存在します。
解体工事の需要が高まるということは、すなわち事故の可能性も高まるということ。事故を未然に防ぎ、かつ生産性を上げるための仕組みが必要になります。その需要に応え、事故を少しでも減らすべく、私たちは新しい屋根養生のための飛散防止工法Cage Systemを開発しました。
飛散防止工法Cage Systemは安価なコストで導入でき、解体工事の事故を未然に防ぐことができます。盛替え作業の所要時間も短いことから待機損料が抑えられ、総合的なコスト競争力に勝り、予算の規模を問わずあらゆる現場で採用可能です。
またCage Systemは非常に簡単な操作で施工できるため、初めての鳶業者・解体業者も作業しやすく、屋根養生のスタンダード工法になる可能性を秘めています。
鳶業者と解体業者は、同じ現場で相反する要望を抱えています。鳶業者は風による倒壊を避けるため足場をなるべく”低く”作りたい一方、解体業者は飛散を防ぐためできれば足場を”高く”残したい。Cage Systemは、両者の要望を取り入れたうえで安全に解体作業が進められる環境を提供することが可能です。
Cage Systemは、格子状に組み上げたアルミボックストラスにメッシュシートを被せたものを、躯体の外部養生足場内側のブラケットに乗せ、足場と緊結。強い風を受けても倒壊しないよう、足場全体を水平に結束しています。そのため、しっかりと強度を保ちながら、既存の解体現場より足場を高く作ることができます。また、上げ下げは巻上機にて手動でできるように設計しています。
部材自体は非常に軽く、組立・解体が簡単。事前工事も不要で、通常数日を要する盛替え作業もわずか数十分で完了させられるため、作業員や重機の待機損料がほぼ発生しません。さらに、現場内部で使用する重機の高さに合わせて天高を調整できるため、養生に重機を接触させてしまう心配もありません。このシステムを使えば、作業を中断することなく工事をスピーディーに完了できます。
上記の強みをもつCage Systemを活用すれば、コストを抑えながら作業員や近隣住民、現場を通りかかる人々の安全性を高められるため、これまでの「人命か利益か」という冷淡な議論が必要なくなります。そもそも2つは天秤に掛けるべきではないのです。
労働基準監督署に報告されにくく、明確な件数が把握しづらい解体工事現場の事故。しかし、事故は日々起こっています。現場を知る人間としてこの状況を放置しておくわけにはいきません。中小の解体現場でも無理なく導入できるCage Systemによって、多くの事故を未然に防ぎ、人々の命と健康を守ります。
また、Cage System導入にあたってはSketchUp(3Dモデリングソフト)を使用して現場ごとにカスタマイズした設計図を作成。現場に設置した様子をVRやMR(複合現実)を通して施工会社にプレゼンテーションします。こうした最新の技術を取り入れることにより、コミュニケーションコストを削減。Cage Systemを設置することのメリットをよりリアリティを持って体感していただけるようになりました。
Cage Systemを着想したきっかけはあるアーティストのライブ映像。そこで照明装置と共に使用されていたアルミボックストラスを見て、屋根養生に活用することを思いつきました。早速自ら3DCG図面にて設計し、構造解析ソフトを用いてシミュレーション。構想に6年をかけ、実証実験を重ね、2021年に特許を取得しました。大手ゼネコン以外で、こうした自社開発力のある中小企業は数少なく、私たちの強みのひとつといえます。
2021年6月のクラウドファンディング募集時から技術面でも進展があります。短辺24mまで可能だった無柱での施工が、30.34mまで広がるCageSystemを開発しました。
2021年8月に日本セイフティー株式会社と基本業務提携を締結しました。日本セイフティーは仮設資材のレンタルや販売を行う大手で、建築用防音パネルのレンタル率は全国トップシェアです。
業務提携により、Cage Systemの部材となるアルミボックストラスを、当初計画額より大幅に下げた価格でレンタルすることが可能になりました。
さらに日本セイフティーの全国販売網を通じて、Cage Systemの全国展開を図ってまいります。
当社の事業セグメントは以下の3つになります。
①自社による解体請負工事事業
低収益の本事業は拡大策を採らず、経営資源を②③に集約してまいります。
②自社でのCage Systemレンタル事業
日本セイフティーからCageSystemをさらに低価格での提供を受け、当社でCage Systemレンタル及び監督・施行を行います。
③ライセンスフィー事業
日本セイフティーから解体業者にCageSystemをレンタルした際、レンタル売上の10%をライセンスフィーとして受け取ります。
【日本セイフティーとの協業による主なポイント】
当初は、①自社が在庫投資を行い、②当社からCage Systemをレンタルして他社が施工を行う事業を主力事業と想定していました。
しかし、日本セイフティーとの提携により同社が在庫投資を負担することで合意頂きました。
これにより、レンタル事業の最大の課題である、Cage Systemの先行投資(在庫投資)による多額の資金や、在庫の稼働リスクが解消されました。
日本セイフティーから他社へCage Systemを貸し出す場合、売上の10%をライセンス料として受け取ります。
CageSystemのレンタル価格を当初計画額よりも大幅に下げることが可能に。従来よりも低コストでCage Systemを提供でき、お客様が採用しやすい価格設定を実現しています。
日本セイフティーとの営業を開始したのは2022年1月から。スーパーゼネコンであるA建設ではいち早く採用いただき、既に解体工事に入っています。わずか2ヶ月強で、そのほか大手・中堅のゼネコン数社からも70社以上の引き合いをいただいており、当初想定できなかったほどの反響が寄せられています。
従前モデルでは、当社単体での営業が可能な首都圏を主戦場とした計画でしたが、今回の協業により日本セイフティーの全国拠点、顧客(解体業者、鳶、ゼネコン)を通じた拡販を展開中。首都圏だけでなく、札幌、福島、郡山、広島など様々な都市での引き合いがあり、全国展開が加速しました。
予想以上の問い合わせがあったこともあり、日本セイフティー社内にCage Systemの専門部署が設置されました。営業のほか、設計・見積、現場指導要員を確保し、Cage Systemを安全に施工できる人材の育成を当社とともに協力して推進してまいります。
現状では設計・見積、現場指導に対応できるのは当社のみですが、日本セイフティー内でも対応できる人材育成を進めています。これにより、施工数の増加に伴って負担が予想される人件費が軽減されます。
1950年からの高度経済成長に始まり、オリンピック景気、いざなぎ景気と20年間の経済成長時の建物は、スクラップアンドビルドの精神で建てられたもの。その時代から50年〜70年と経ち、多くの建物が役目を終えようとしています。解体の件数は年々増加し、それに付随して安全対策も洗練させる必要があります。私たちのCage Systemはそうした需要にしっかりと応えられるものです。
4年前まではほとんど施工のなかった屋根養生ですが、現在は大手ゼネコンによる大規模現場でかなりの割合で導入されるようになっています。
建設業界のスタンダードを作っているのは、大手ゼネコンです。足場への安全対策や養生の工法も、大手ゼネコンが施工したものが広く使われるようになりました。
そして、今彼らがこぞって採用しているのが屋根養生です。圧倒的な機能性と低コストを実現する私たちのCage Systemは既に大手ゼネコンの現場にも採用されており、これからの現場に欠かせないものになります。
現在、解体費用の相場は原価まで下がっており、業界的にみても非常に厳しい状況です。屋根養生が当たり前になってきている状況下で、そこにかけるコストは業者にとって大きい負担となります。
Cage Systemはもともと低価格であることに加え、他の養生解体に比べて作業効率が格段にアップ。その結果、発生する待機損料などを含めると、従来工法の1/5程度の価格になり、Cage Systemの持つ価格競争力は絶大なものになっています。
現場の安全性と生産性を高めるためにテクノロジーを活用している私たちですが、建築業界は安全対策のほかにも人材不足や労働者の高齢化など、多くの問題を抱えています。そこで近年広がり始めている考え方がCon-Tech(コンテック)です。
建築(Construction)と技術(Technology)を掛け合わせた造語であるCon-Techは、IT技術を取り入れて業務を効率化することを目的としており、世界的な盛り上がりを見せています。
私たち鳶浩工業は、長年の経験と日々の鳶・解体作業を通して、建設現場において最優先で解決すべき課題が何であるかを身をもって感じています。また、業界全体のDX化を志向し、最新のコミュニケーションツールの導入やペーパーレス化にいち早く取り組んでいます。実際、現場監督との視野を共有するため3G回線の360°カメラを導入するなど、現場のあり方を日々進化させています。今後もウェアラブル端末の導入やドローンを活用し、建築現場の常識を変えていきたいと考えています。
現場のニーズに最新のテクノロジーを活かした解決策で応え、日本のCon-Tech市場を牽引してまいります。
日本セイフティーとの協業で営業、販売ルートは全国にまで拡大しています。提携の効果は大きく、既に多くの業者からの見積り依頼、解体実績が積み上がってきています。
またCage Systemのリピート率は100%。現段階での結果となりますが、一度使用していただければ次の現場でも採用される可能性が高いと感じています。実際に現場で使用した職人たちの口コミの効果も予想以上に大きく手応えを感じています。
一方で協業により、自社施工の減少、及び1件当たりのCageSystemレンタル価格は低下してしまいます。さらに、社会情勢の影響によるアルミ材料価格の高騰などで、原価率の上昇が避けられない状況ではありますが、全国での受注増により、上記の懸念はカバーできる状況にあると考えます。
2021年、解体工事の市場規模6,200億円(推定)に対し、施工費はその10%程度で620億円の市場規模を想定。そのうちCage Systemの使用対象になる現場は5割の310億円程度を見込んでいます。今後5年で解体現場でのCage System使用率を30%、6年で50%を目標にしています。マーケットが首都圏から全国に拡大し、認知度の高まりから、この数字は現実的なものとなりました。
CageSystemスタンダード工法化を目指し、今後は自社の解体工事の受注を縮小させ、CageSystemの普及に経営資源を投入し、Cage Systemのレンタル事業、CageSystemのライセンス事業を収益の柱にしていく所存です。
現時点ではCage Systemがすべての建物に対応できるわけではありません。今後、広範な建物でも施工を可能にするため、今回のクラウドファンディングで得た資金をもとに、Cage Systemの技術強化を図ります。
具体的には
・マスト(柱)を減らした大規模解体現場での効率性を高める商品の開発。
同時に、解体重機を上げない(地上から解体する)ビルの解体への対応が可能になります。
・CageSystemを付けることで足場の補強が不要になる(足場強化されることの根拠を解析する)商品の開発。
その結果、台風対応の商品に。
・割付(建物の寸法に応じて部材の取り付け位置を決めること)、見積もりを自動化するアプリケーションを開発。見積書作成までをスピーディーに行い、スタッフへの負担や機会損失を減らし、多くの受注を可能にします。
数値計画の詳細につきましては、こちらの書面をご覧ください。
新株発行概要書代表取締役
小林 浩二
1979年生まれ、群馬県出身。鳶と解体、それぞれ10年以上の現場経験を持つ。現場視点からの施工計画に定評があり、3D図面の制作技術も高い。最近ではVRとARの複合であるMR技術活用にも着手し、時代の最先端に我流で挑み続けている。その他、自社HPやパンフレット、PR動画も制作。プライベートでは娘と犬との時間を何より大切にしており、ボランティアで葛飾区水元公園のドッグラン整備に勤しんでいる。
専務取締役
仲田 静夫
建築系企業数社で代表取締役をはじめ、役員を歴任。豊富な経営経験を活かして鳶浩工業の経営を牽引している。27歳の時から計4年間タンザニアで農工業開発センター、ヨルダンで火力発電所の建築に携わる。構造計算のプロであり、「Cage System」の名付け親。
仮設工事部長
渡邊 洋太
10代の頃から解体業に携わり、鳶も解体もこなす。スピーディーな施工をモットーに常に最前線で力を発揮しており、スーパーゼネコンからの表彰経験もある期待のホープ。「Cage System」では実地試験や運用に携わっている。
工務部長
中野 裕介
音楽業界、IT業界を経験した後に建設業界に入る。自社のITインフラの構築や建設事務を担当する傍ら、現場仕事や営業もこなすオールラウンダー。「Cage System」には開発アシスタントとして携わっている。
◇メディア掲載・実績
・2022年3月東京ビッグサイト建築建材展に出展
・業界内購読率No.1日報ビジネス株式会社発行『イー・コンテクチャー』5月号にTOPIX掲載、広告掲載
・建通新聞 (2021年5月21日)にCage System掲載
・建通新聞電子版(2021年5月20日)当社代表のインタビュー記事が掲載
・建通新聞電子版(2021年5月19日)にCage Systemが掲載
◇導入事例
・大手ゼネコン施工の高層施設の解体工事4件(都心ターミナル駅付近)で「Cage System」導入予定
・鳥取県にて公共解体工事にて施工
・北海道札幌市にて大手ゼネコンA大規模現場を受注
・広島県広島市にて大手ゼネコンA大規模現場を受注
・東京都中央区にて大手ゼネコンB大規模現場を受注
・東京都千代田区にて準ゼネコンA大規模現場を受注
・東京都港区にて準ゼネコンB大規模現場を受注
・その他物件多数受注。施工件数も増え続けており、2024年の開発工事まで引き合いを頂いております。
◇応援メッセージ
鳶浩工業さんのCage Systemは安全面、施工効率面、経済面、3つの観点をバランス良く成立させており、大変素晴らしいシステムだと思います。
日本は高度経済成長時期にビル、工場、公共インフラなど、膨大な建築物が築かれましたが、今後続々と更新時期を迎えます。
そのようななかで、安全に効率よく、ローコストでそれらを解体していくことは社会的課題です。
解体工事は必ず危険がつきまとう仕事ですが、このような技術で周辺環境、作業環境を改善していくことは本当に素晴らしいです。
Cage Systemはもちろん、さらなるご活躍に期待しております。
今後とも何卒宜しくお願い致します。
株式会社クワバラパンぷキン
代表取締役専務 桑原 優太
Cage Systemは環境配慮を優先させた次世代型解体工事にはなくてはならない存在になると確信しています。弊社では積極的に設置した施工をしていきたいと考えているので応援し続けます。
一般社団法人兵庫県解体工事業協会 会員
株式会社山忠商会 代表取締役 山下尚高
Cage Systemは解体作業時の飛散防止養生において、ゼネコン、解体専門業者の他社が持つ工法と比較して、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
まず第一に、安全性、
第二に、経済性、コスト面
第三に、工期面、全ての点で他の従来工法の追随を許しません。
2年前の熊本市民病院の解体時の飛散物が全国放送で流れ、今後都市部のみならず、地方都市でも飛散防止対策が取られることは間違いありません。
このCage Systemは既存に流通使用しているアルミトラストや、ウィンチ、ワイヤーを使用するだけで施工できるため、その利便性から、今後全国の解体業者に広がっていくと思います。
株式会社山田産業
代表取締役社長 山田 豪人
Cage Systemを昨年の4月に知り、鳥取市役所第2庁舎解体工事で導入しました。
8mを超える4面垂直養生と上部への水平養生により5面養生が可能となりました。
施工を行うまでは「足場5段を壁繋ぎなしで大丈夫だろうか?」と不安でしたが、アルミトラスを連結することにより圧縮・引張方向作用し足場が安定しました。
このシステムの一番の特徴である下階への移動後の水平養生の降下ですが、ダウンクライミングを僅か10分足らずで行える速さには圧巻です。
そして、導入後一番の副産物がオペレータの負担の減少でした。
私自身、解体機のオペレータをしており、過去に解体作業中の発生材の飛散により公衆災害を引き起こした苦い経験があります。
また、解体を任せていた社員オペレータも、解体作業中の鉄筋の飛散により隣接する建物を損傷させることがありました。作業をしていたオペレータが酷く落ち込み、自身の経験からもオペレータへの負担やケアなど思い悩んでいました。
Cage Systemを導入したことにより外部足場への不安感や飛散物の心配が大幅に減少。オペレータへの精神的な負担も少なくなったことにより、解体作業に集中することが可能となりました。
技術の革新やアイデアによりオペレータのサポートを行うことができる画期的なシステムだと思います。
必ずや日本の解体にCage System有りと呼ばれ、水平養生が標準化する日がくることを願っています。
日本ニューマチック工業株式会社
弊社日本ニューマチック工業では、耐用年数を大幅に超えた構造物の解体ラッシュのおかげで、コロナ禍にも関わらず、解体業者様からの注文が全国から集まっております。
解体アタッチメントの性能向上は年々上がってきてはおりますが、ますます複雑化する構造物の解体において、弊社の機械だけでは十分な安全措置をとることはできません。
しかし、このCage Systemの中では十分な作業スペースと、安全性が取られ、解体機の性能を遺憾なく発揮できます。
今後、大型物件、狭小現場においても大変素晴らしい飛散防止システムになると思います。
株式会社 桐原組
桐原 千隆
鳥かご養生はそれなりに予算が必要であり、工程に負担がかかる。
このことに鳶として長い間悩んでおり、解体工事業者の安全大会で養生について講話を行いました。近い将来、天井も含めた解体養生が主流になると考えていたからです。そんなときにCage Systemに出会いました。
Cage Systemは私が理想としていた養生方法そのものでした。
早速話を伺おうと会社に出向いたら、なんと一緒に仕事をしたことのある小林君が開発していたことにまた驚き、昔話に花が咲きました。
現在、私のお客様から屋根養生についての問い合わせや、依頼があった際はすべて小林君にお願いしています。もう2現場ほどCage Systemを使わせてもらってますが、本当に素晴らしい発明です。
近い将来、屋根養生は解体現場の主流になり、Cage Systemは屋根養生をリードする。
そう私は確信しています。
株式会社 美禅
代表取締役 堀 哲昭
2020年(令和2年)に鳥かご養生についてゼネコンより依頼があり、当社でも検討しているところでした。
別件で、当社にて打合せしたその時には、Cage Syatemの養生方法を前々から考えている話は聞きましたが、まさか、1年余りで実用化まで進むものとは、まったく考えてもいませんでした。
さっそく、御成門の現場でCage Systemを採用しました。
① 飛来物による事故の心配は、無用となりました。
② 工程的にも、養生設備の盛替にかかる日数を考える必要が無くなりました。
③ 施工費についても、かなりのコストダウンにつながり、ゼネコンへの見積金額においても、他社に対し有利な状況になっています。
まさに、解体業者にとっては、一石3鳥といったところです。
今後も、さらに製品の向上化を進め、解体業界に貢献してもらいたいと願っています。
8株 96,000円単位
払込金額の総額(上限募集額を発行の場合)4,800万円のうち、発行諸費用として約796万円を差し引いた後の手取概算額4,003万円は、Cage Systemの新工法の開発、実物実験費用、構造解析流体解析などの開発費及び各展示会費用や全国各地への出張費当の営業費、並びにCADオペレーターの採用育成の人件費に充当します。払込金額の総額が720万円(目標募集額を発行の場合)以上4,790万円以下であった場合、発行諸費用を除く手取概算額(541万円~3,994万円)は、開発費に優先的に充当し残額は人件費へ充当する予定です。
自社による株主名簿管理となります。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から以下に示しております。発行会社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、リスクの軽減策を講じるとともに、発生した場合の対応に努める方針としていますが、本項の記載事項をご精読いただき、十分にご理解いただきたくお願い申し上げます。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から以下に示しております。発行会社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、リスクの軽減策を講じるとともに、発生した場合の対応に努める方針としていますが、本項の記載事項をご精読いただき、十分にご理解いただきたくお願い申し上げます。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。