住まいるサポート株式会社
▼解決する課題
・住宅の断熱性能不足によるヒートショックの死者数は、19,000人/年(交通事故死者数の約7.2倍)
・低気密な住宅は結露が起きやすくカビやダニなどのアレルゲンが発生
・結露は躯体を腐らし、耐震性能も落とす。結果的に住宅寿命は短くなる
・日本の住宅性能は先進国で最低水準(ex.日本で最高等級の断熱窓は他国では違法レベル)
▼解決する方法
・住宅の断熱・気密性能を上げれば、より健康・快適かつ経済的に住め、さらに家は長持ちする
・高気密・高断熱住宅を実現できる工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社を厳選
・日本で唯一の高気密・高断熱に特化したマッチングサービスを展開
▼ビジネスモデル
・顧客と提携先(工務店等)が成約した場合に提携先から紹介手数料をいただく成果報酬型
・3期目で単年度黒字化達成。順調に成長中
▼マーケット
・新設住宅着工戸数は右肩下がりだが、高気密・高断熱住宅市場は急成長中、断熱リフォーム市場も堅調・脱炭素化に向けて、国も高気密・高断熱住宅の普及を後押し
・高気密・高断熱等の高性能住宅に特化した競合マッチングサービスは未だない
▼成長計画と戦略
・他社や行政ともアライアンスを推進し、知名度アップと新規顧客獲得を図る
・富裕層をターゲットに、性能とデザインのバランスが取れた建築家を紹介する新サービスを開始予定
・実店舗も展開し、ネットでリーチできない層にもアプローチ
・概ね10年以内には高気密・高断熱住宅が当たり前の社会にし、IPOまたはバイアウト(M&A)を目指す
低水準の住宅性能は住む人の健康を損ない、住宅の資産性も落としている
家の中の室温差が居住者の心臓や脳に負担を与える「ヒートショック」。特に冬の寒い脱衣室・浴室は注意が必要です。2017年1月25日付、消費者庁の推計によると、「ヒートショック」等により亡くなっている方は、約19,000人/年と推定されています。一方、2022年1月4日付の警視庁資料によると2021年の全国の交通事故死者数は2,636人。ヒートショックによる年間の死者数は交通事故死者数の約7.2倍に上ります。さらに、命を取りとめても、半身不随等の後遺症を残して健康寿命を縮めている方も多く、増大する社会保障費負担の一因にもなっています。
原因は、住宅の性能。気密・断熱性能が低いことにより、家の中で大きな温度差が生じているのです。
さらに結露によるカビの発生も気密・断熱性能の低さが原因。カビはダニのエサになりアレルゲンとなって、居住者のアレルギーや喘息の発症につながっています。実際に機能性の高い住宅に転居したことで、それらの症状が緩和されたという研究調査が多くあります。
海外、特に欧州では、家中を快適な室温に保ち、かつ結露の生じない家に住むのは人間の権利という考え方が一般的。国もそのような住宅を供給する義務があるとされ、厳格な基準を設けています。
熱の伝えやすさを表す数値、熱貫流率 U値は数値が小さいほど断熱性が優れています。数値を比べるとドイツ全土がU=1.3W/㎡Kに対し、日本ではU=4.65W/㎡K(概ね仙台以南の地域)と大きな差が。地域ごとに違いはあるものの、日本で広く採用されているサッシの性能の低さがうかがえます。
日本には兼好法師の「家のつくりようは夏をむねとすべし」という言葉が残っています。すきま風だらけの通風のいい家の方が日本の気候に適している、との意味で、そのまま誤解している人たちも多くいます。
確かに冷暖房がなければ室内外で温度差が生じないため、通風の良い隙間だらけの家の耐久性が高いのは事実です。しかし冷暖房を使い、光熱費も抑えながら快適に過ごすためには断熱が必要になります。ただし中途半端な気密・断熱性能だと水蒸気が壁内に侵入し、結露が生じます。壁内結露でシロアリや腐朽菌等が増殖。家の耐久性・耐震性にも悪影響を与えます。これが日本の木造住宅の耐用年数が短い大きな要因のひとつです。
国土交通省の資料によると、米国では住宅投資額累計に応じて住宅資産額もほぼ同じように増加しています。住宅に投資した場合、それが資産として残っているのです。英国・ドイツ・フランスも概ね同じような傾向。ところが日本は、住宅投資の累計は右肩上がりになっているものの、住宅資産額は20年後には横ばい状態です。住宅を購入するときに建築費として2000万円支払った人は20年後には2000万円の投資がほとんど0に。日本国民は住宅に投資しても資産としては残らないのです。断熱・気密性能が低いが故に、日本で供給されている戸建住宅は耐久性が低く、概ね30年程度で建て替えに。結果として各世代が住宅ローンに追われ、豊かさを実感できていないのです。
健康に良い快適な暮らしができて、経済的にも得。さらに脱炭素にも貢献できる、ほぼデメリットのない高気密・高断熱住宅。しかしほとんどの人は、知識がないままに、低性能な家を買ったり建てたりしています。また多くの住宅事業者も、消費者側のニーズが顕在化していないために、コストのかかる高性能住宅に取り組もうとしない悪循環が起きています。
日本の住宅マーケットにおいて、分譲住宅(マンションも含む)や賃貸住宅には高気密・高断熱住宅の供給がほとんどありません。そのため、現状では高気密・高断熱住宅のメリットを享受できるのは注文住宅を建てられる所得層に限られてしまっています。
日本の住宅を、欧米並みの高気密・高断熱住宅にする
課題の解決方法はシンプルに、高気密・高断熱住宅のもつ多くのメリットを伝えること。そして日本に広く普及させることです。高気密・高断熱住宅にはデメリットはほとんどありません。知りさえすれば、ほとんどの方は、高気密・高断熱住宅を選びます。
高気密・高断熱住宅は建築費が高いことが課題ですが、実は高性能化に伴う月々の住宅ローン返済額増よりも、冷暖房光熱費の削減額の方が大きくなります。ほとんどのケースで、初年度から経済的に得になるのです。ローン完済後は、光熱費の削減メリットがまるまる懐に残り老後の生活のゆとりにつながります。光熱費は、今後さらに値上がりが続く見通しのため、高性能化の経済的な優位性はさらに増していくものと思われます。
当社は日本で唯一の住宅性能にこだわった住まいづくりのサポートサービスを提供し、一人でも多くの方々が満足のいく住まいづくりができるようにします。具体的には、高気密・高断熱住宅を実現する工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社を厳選し、家を建てたい方やリフォームしたい方にご紹介しています。提携するのは、弊社が設定した要件(断熱性能:G2以上、気密性能:全棟気密測定実施・C値1.0以下)を満たした提携先のみ。一般的な住宅会社の性能はかなり低く、例えば上位10社のハウスメーカーの中でも、当社の提携基準を満たしている会社は1社だけです。工務店も含めると、おそらく国内では数%程度にとどまる厳しい提携基準です。
当社に相談に来られるお客様には、住宅性能の重要性には気づいたものの「どの工務店に頼んだらいいのか見当がつかない」もしくは「調べれば調べるほど混乱してしまった」という、いわば「住まいづくりの迷子」の方々が多数います。高機能住宅についての情報を改めてお伝えしながら、最適な工務店等をご紹介します。
高気密・高断熱住宅に特化した提携先を厳選。施主とマッチング
基本的なビジネスモデルは、紹介した顧客と提携先(工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社)が成約した場合に提携先から紹介手数料(新築は工事費の3%程、リフォームはそれ以上)をいただく、成果報酬型のビジネスモデルです。施主からは費用をいただきません。
紹介手数料の平均は80万円/案件程度ですが、近年は高額案件も増えてきており、工事費が1億5千万円を超えるようなプロジェクトも複数進行中です。
首都圏を中心に全国で80社以上と提携しており、サポート可能なエリアはどんどん拡大中です。
坪単価、シロアリ、断熱材のお話など知らないことばかりで大変勉強になりました。教えていただいた後、もう少し小さな家にしようかなど検討しています。本当に相談して良かったです。M・Y様(東京都)
高気密・高断熱住宅を新築したいと思い、工務店探しに時間をかけてしていたのですが、なかなかいい工務店が見つからずに諦めかけていた時に、住まいるサポートを知り、相談しました。まさに求めていた工務店を紹介してもらえ、満足いく住まいづくりができました。ありがとうございました。T・F様(神奈川県)
老朽化していた戸建住宅の断熱フルリノベーションのサポートをお願いしました。安心して任せられるリフォーム会社が見つけられずに困っていたのですが、住まいるサポートさんから紹介されたリフォーム会社は、知識も経験も豊富で、大満足のリフォームができました。リフォーム後は、見違えるように洒落た家になっただけでなく、とても暖かく、快適な家になりました。H・I様(東京都)
高気密・高断熱の住宅を建てたいと思ったときに一般的な不動産情報サイトでも、「高気密・高断熱」に力をいれている工務店・ハウスメーカーを検索することもできますが、Ua値が0.3以下になるような本当に高断熱な家はごくわずかでした。自分で調べようとしても断熱・気密性能をHPに掲載しているところも少ないため、客観的に工務店やメーカーを評価することも難しいです。そんなときに住まいるサポートさんで本当に高気密・高断熱な住宅を複数ご紹介いただき、自分が望んだ家を建ててくれる工務店さんと出会うことができました。気密・断熱性の高さは最低条件として、自分好みのテイストの家を選ぶことができ本当によかったです。S・Y様(千葉県)
新築住宅市場の右肩下りが続く中、高気密・高断熱住宅マーケットは成長中
日本の新築住宅マーケットは右肩下がりが続くと予想されています。背景にあるのは人口や世帯数の減少、空き家率の上昇、平均築年数の伸長、新築から既存ストックへのマーケットニーズの移行。野村総合研究所のレポート(2021年6月8日)によると、新設住宅着工戸数は1990年代の160万台後半から減少し続け、2030年には65万戸、2040年には46万戸まで減少すると予想されています。
そのような中で、高気密・高断熱の性能にこだわっている工務店・ハウスメーカーの業績は伸びており、高気密・高断熱住宅のマーケットは成長を続けています。さらに、現在の住まいや中古住宅を購入して、断熱リノベーションを行うマーケットも急拡大中であり、当社もより注力していきたい分野のひとつです。
日本は、温室効果ガス排出量を2030年度までに2013年度比で46%削減、2050年カーボンニュートラル化を宣言しています。部門別でみると、家庭部門の削減率は66%(2021年地球温暖化対策推進本部決定)。産業・運輸・業務部門に比べて、最も大きい削減目標が設定されています。住宅分野は、省CO2の取り組みが遅れており、削減余地が大きいという国の認識がこの削減目標に表れています。
そのため、国は新築および既存の住宅の省エネ化、高断熱化を推し進めています。建築物省エネ法を改正し、2025年までに戸建住宅も含めた省エネ基準の適合義務化、2030年までには適合義務の断熱基準をZEH基準※(東京等の地域では、Ua値0.87から0.6まで高断熱化)にまで引き上げることがほぼ確定しています。
住宅を建てる際には、住宅性能評価制度における断熱等級を現行の最高等級4(省エネ基準)にするよう義務化。そしてその上に等級5,6,7と3つの上位等級が設定されます。最高等級は、欧州並みの基準であり、日本にもやっと他の先進国並みの高断熱化の波が訪れようとしています。
国に先駆けて、鳥取県や長野県、横浜市等では国の基準を上回る性能基準を独自に設定。自治体側の先駆的な取り組みが、国の制度設計にも影響を及ぼしている状況にあります。
※ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、省エネと創エネ(太陽光発電等)により、年間の一次エネルギー消費量がネット(正味・実質)でゼロとなる住宅を指します。
高気密・高断熱住宅に対する認知度やニーズの顕在化は着実に進んでいます。しかし、十分な高気密・高断熱の性能を確保している住宅会社は決して多くありません。逆に言えば、まだ一部の消費者の間にしかニーズは顕在化していない状況にあると言えます。イノベーター層やアーリーアダプター層が反応しているのにとどまっており、マジョリティ層への本格的な浸透はこれからです。
工務店やハウスメーカーのマッチングサービスを行っている会社は何社かあります。いずれも業績は順調に伸びており、大手が手がけるサービスカウンターは2022年現在で全国に200カ所以上の実店舗を展開。直近6年間で売り上げを約30倍、店舗数を12倍、従業員数を5倍に拡大中です。いずれも実店舗の集客を核に、オンラインでの相談にも対応しています。
保険相談窓口の住宅版にあたる工務店等のマッチングサービス自体のマーケットは、未成熟で成長領域であることは間違いありません。
しかし既存のマッチングサービスは高気密・高断熱住宅にすぐにシフトできないと思われます。大きな要因は紹介手数料両立の違い。当社の新築の紹介手数料は3%ですが、彼らの料率はそれよりも高く設定されています。より高い料率でも提携して送客を期待する工務店やハウスメーカーは、集客に苦しんでいる会社です。
それに対して、高気密・高断熱住宅を標榜している工務店・ハウスメーカーは順調に集客できています。
既存の大手マッチングサービスではスタッフの専門性が十分ではないため、高気密・高断熱の性能をしっかりと説明できていない状況。高気密・高断熱住宅を差別化要素としている会社にとっては紹介手数料率が高いだけで自社の強みが訴求されないためメリットがなく、提携を解消している事例も多くなっています。
すなわち、既存サービスは高気密・高断熱住宅の提携工務店等の割合が低く、また低性能の会社から高い紹介手数料を取っているビジネスです。そのため、本格的に高気密・高断熱等の高性能住宅に特化するのは容易ではありません。
他社や行政とのアライアンス推進
日本唯一とも言える当社の「高気密・高断熱住宅の住まいづくりのサポート」は、同じ志を持つ企業からも高い評価をいただいています。
例えば、YKK AP等がサポートしている高気密・高断熱の企画住宅「ホームアイランド(HiL)」を展開しているワールドハウジングクラブ株式会社。昨年10月から同社のホームページに相談窓口を開設し、住まいづくりのサポートを行っています。HiLの登録工務店(22年2月時点で全国に50数社)のリストは公表されていないため、HiL本部に直接来る問い合わせに対し、当社が相談窓口となってサポート。基本的なビジネスモデルは当社の工務店のマッチングサービスと変わりませんが、集客はHiL側が担ってくれており、当社への新規相談件数は順調に伸びています。その他にも提携の話が進んでいます。
また、当社所在地の横浜市の住宅政策課とも密に連携しており、定期的に横浜市主催のセミナーを開催。住宅の省エネ性能向上に向けた様々な連携をしていく方向で、市と継続的に協議しています。
今春を目途に、新たに「Archi Concier(アーキコンシェル)~建築家と創る高気密・高断熱住宅~」という性能とデザインのバランスが取れた設計を行っている建築家のマッチングサービスを開始します。平均建物価格は通常戸建住宅の2倍以上を想定。主に裕福層をターゲットに展開します。
ビジネスモデルとしては、建築家に対するコンシェルジュサービスで建築家の設計料の5%(40万円程度/戸)と、施工会社から工事の3%のフィーバック(200万円程度/戸)を予定。施主に寄り添い、建築家との住まいづくりをサポートできる経験豊富なコーディネーターのスタッフも加わっており、手厚いサポートが提供できる見通しです。加わったスタッフはいずれも建築家マッチングサービスの出身で、当社のビジョンに共感してくれた方々。今まで多くの施主に寄り添い、住まいづくりをしてきました。
富裕層に訴求することで、相続税対策等の賃貸住宅の高気密・高断熱化ニーズも取り込むことを狙っております。正式なサービスリリース前ですが、すでに数件のプロジェクトが進んでいます。
ごく一部のイノベーター層、アーリーアダプター層だけでなく、マジョリティ層が高気密・高断熱住宅が当たり前だと考えるようになるために、継続的に情報発信を続けます。幻冬舎の富裕層向けWEBメディア(https://gentosha-go.com/category/k0700_1)での連載もあり、いまだかつてない人数の方々が、情報に触れてくれています。
さらに昨夏には「元気で賢い子どもが育つ 病気にならない家」(クローバー出版)を出版。書籍の通販サイトでは高評価を得ており、好意的なコメントを多く頂いています。
レビューの中には、「海外であれば施工ミスに相当する性能の住宅が、日本では今も多数建てられていることを知って驚き、知らないということは恐ろしいことだと思いました」「期待に応えてくれる工務店を探すのは大変」(amazonレビューより抜粋)等々のコメントが。高気密・高断熱住宅の大切さを知った上で、施工会社を探すことの困難さに大いに共感してくれています。
今春には、新サービス「建築家と創る高気密・高断熱住宅」に参画する20名の建築家の作品紹介と、第一線の専門家による住まいづくりのポイントをまとめた「~美しさと性能を両立する人生の質(QOL)を高める家を設計する20人の建築家 ~(仮)」(ゴマブックス)を出版する予定です。
その他、YouTube等、様々なメディアを積極的に活用し、情報発信を続けていきます。それが結果として、当社の認知度を高め、集客につながっていくものと考えます。
情報感度の高い方々は高気密・高断熱住宅に反応し始めているものの、まだまだ大多数の方々には情報を届けられていません。
一方で、大手マッチングサービス企業は全国に200以上の実店舗(工務店マッチングカウンター)を展開し急成長。実店舗の有効性が証明されています。今後、ターゲットをマジョリティ層に広めていく上では、人通りの多いショッピングモール等でのアピールが有効だと考えています。なんとなく住まいづくりを考え始めたファミリー層が、フラッと相談に立ち寄れるようなリアル店舗です。1年半後程度を目安に、実店舗の出店を展開していきたいと考えています。
その際は実店舗の相談窓口と本社をつなぎ、より専門的なコンサルティングは、本社からオンラインで対応することを想定。専門スタッフを本社に集約すれば、比較的短期間で複数の店舗展開も可能になります。具体的には、2025年までに5店舗の出店を計画しています。
当社が目指しているのは、日本の新築の過半数が十分な性能の高気密・高断熱になり、高気密・高断熱住宅が当たり前の社会にすることです。概ね10年以内にはそれを達成したいと考えています。今後は脱炭素社会に向けて、住宅事業を取り巻く事業環境も劇的に変化していくものと思われます。その過程において、新たなビジネスチャンスを取り逃がさず、たゆまず成長し、IPOまたはバイアウト(M&A)によるEXITを想定しています。
数値計画の詳細につきましては、こちらの書面をご覧ください。
新株発行概要書代表取締役
高橋 彰
千葉大学卒業後、株式会社リクルート入社。株式会社ユージ―都市設計(現ユージ―都市建築)株式会社三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)日本ERI株式会社入社にて経験を積み、株式会社住まいるサポート設立。2022年4月から東京大学大学院農学生命科学研究科 社会人修士課程「木造建築コース」入学予定。経営と並行して、高性能な木造住宅の普及施策について研究予定。
取締役
高橋 義則
東京農工大学農学部卒業後、株式会社サンタ通商入社、輸入住宅の注文住宅事業に携わり、2005年6月から同社の輸入住宅部門取締役。2018年2月に、健康で快適に暮らすための建物診断サービスを提供する株式会社サーモアドベンチャーを設立し、代表取締役就任。2019年7月、当社取締役就任。
監査役
鈴木 崇英
東京大学工学部都市工学科卒業、東京大学大学院数物系修士課程修了後、都市計画コンサルタントの株式会社UG都市設計を設立し、代表取締役就任。日本の都市デザインの草分けとして幕張新都心(千葉)、六甲アイランド(神戸)、佃島のリバーシティ21(中央区)などを構想立案。その後、日本ERI株式会社を設立し、代表取締役に就任。一般社団法人住宅性能評価・表示協会 前代表理事・会長。2019年7月、当社監査役就任。
コーディネーター
松坂 亮一
個人客と建築家のマッチングサービスを行う会社でスーパーバイザーとして、多数の建築家案件のコーディネート業務の実績を積む。二級建築士、インテリアコーディネーター、環境福祉コーディネーター、3級ファイナンシャル・プランニング技能士。現在は当社で、主に富裕層の建築家案件のコーディネート業務を担当。
コーディネーター
栗宇 智子
工務店で幹部社員として、多くの住まいづくりに携わる。また、建築家案件のコーディネート業務にも豊富な実績あり。現在は当社で、顧客と工務店のマッチング後の住まいづくりのサポート業務と建築家案件のコーディネート業務を担当。
実績
主な著作
「元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家」クローバー出版 単著
「建築物の省エネ設計技術」学芸出版社、共著
「健康・快適なZEHのつくり方」学芸出版社、企画・全体監修・共著
「建築知識」インタビュー記事「徹底解説」6ページ掲載 2016年11月号
「日経アーキテクチャー」特別編集版「省エネ適判スタート」インタビュー記事
「1999年日本はこうなる」講談社、共著
「2000年日本はこうなる」講談社、共著
「徹底大予測2005年あなたの暮らしはこうなる」講談社、共著
メディア
・2019年1/9 FMヨコハマのE-ne! ~good for you~に出演し、結露のない健康・快適な住まいづくりについて説明
・2021年3/1 日経新聞社の「私の道しるべ」に出演
https://ps.nikkei.com/myroad/keyperson/takahashi_akira/
・2021年12/4幻冬舎の富裕層向けWEBメディアゴールドオンラインに「人生の質(QOL)が激変!性能にこだわった住まいづくりの知識」連載開始(全45回の予定)
https://gentosha-go.com/articles/-/39089
・2018年11/15の毎日新聞朝刊に代表高橋のセミナー紹介記事掲載
セミナー
・2022年2/16 京都府地球温暖化対策課主催 「京都地球環境の日」 オンラインセミナーに代表高橋が「脱炭素で健康・快適な住まいづくり」をテーマに登壇
・2019年3月から横浜市住宅政策課主催による『よこはま省エネルギー住宅アカデミー特別講座』に、延べ10回以上登壇
・2018年11/7 毎日新聞社の毎日メディアカフェにて、セミナー「後悔しない住まいづくりのために高気密・高断熱住宅の基礎知識」登壇(後日毎日新聞にて紹介)
推薦コメント
高橋君とは、私が日本ERI(株)の創業に参加したころからかれこれ20 年くらい知己を得ていますが、若いころから印象的な人物でした。彼の日本ERI 在籍時は、新規事業等に積極的に取り組み、特に日本の住宅性能(とりわけ断熱・省エネ性能)向上に関わる仕組み作りや対外的な啓蒙活動に取り組み、国土交通省や経済産業省、環境省とも関係を築き、連携していました。特に、彼の取り組みが、結果としてBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)として制度化されたのは、私も多少関与したので、とても印象深いですね。
彼がERIを退職する際に、「君はいずれ自分で会社を立ち上げるべきだと思う。」とアドバイスをしたのですが、後で聞くと、それが住まいるサポートの企業のきっかけの一つになったようです。住まいるサポートの事業は、我が国の住宅性能向上や脱炭素社会に向けて、とても意義のあるものだと考えており、彼の取り組みには賛同して応援しています。彼が、日本の住宅業界を変革していくことを大いに期待しています。
横浜市は、全国平均に比べて家庭部門のCO2 排出量の比率が高く、住宅の省エネ性能向上が喫緊の課題となっています。
そのため、独自の住宅の省エネ改修補助制度や省エネ基準を超える横浜市独自の省エネ推奨レベルの設定をはじめ、積極的に取り組んでおります。
また、官民連携した取り組みにも力を入れており、特に、住まいるサポートさんには、横浜市主催の住まいづくりセミナーを連携して開催するなど、市の取り組みにもご協力いただいています。住宅の性能向上は、省エネ・省CO2 だけでなく、居住者の健康・快適な暮らしや、SDGsの取り組みの一環としてもとても重要です。特に高齢者のヒートショックは大きな問題となっていますが、住宅内の室温差をなくすことができる高気密・高断熱住宅の普及は、健康寿命の増進のために大切だと考えます。そのような観点から、住まいるサポートの事業はとても社会的な意義が大きく、注目しております。
ぜひ、日本の住宅性能の向上を通して、我が国をよりよい社会に導いていただきたいと思います。応援しています。
世界中のすべての人にとって、安心・安全な暮らしが大切なものになってきています。このためには、CO2をできるだけ発生させない、エネルギーをできるだけ使わずに健康な暮らしをおくることがとても重要ですが、わが国の住宅は欧米諸外国に比べ、これらへの対応が大きく遅れています。住宅の高断熱・高気密化が解決の鍵であることは専門家の中では常識となっていますが、一般の方々の認知は高くありません。21世紀を生き抜くために、一般の方々に高性能住宅についての啓発と住まいづくりのサポートを行う住まいるサポートの事業は極めて大きな意義を持っています。同時に、高気密・高断熱住宅関連事業は、今後、大きな成長が期待される事業領域であるとも言えます。今後、益々のご発展を祈念しております。
我が国の脱炭素化に向けては、住宅・建築の高断熱化が避けて通れない。なぜなら、その使用エネルギーは国の3分の1をしめ、現時点での技術で十分に対応可能なものだからである。しかし、高断熱高気密を作れる設計者、工務店とそれを望む施主のマッチングがうまくいかず、普及がなかなか進まない。そこで、その任を担うのがこの住まいるサポート株式会社という会社である。高性能住宅の普及と住宅産業の新たな可能性にとって大きな役割を果たす点で私自身が最も注目する企業である。
国内外の情勢を考えれば、エネルギー価格の上昇が不可避なことは明らかです。このままでは、日本の国民は貧しさと冬の寒さに放り出されてしまいます。暖冷房費の削減と健康快適な室内温熱環境の両立のためには、住宅の高気密・高断熱化が危急の課題となっているのです。高橋様は、様々な地方自治体等とも連携して、我が国の住宅性能向上に取り組んできた実績をお持ちです。一般の方々に高性能住宅についての啓もうと住まいづくりのサポートを行う、住まいるサポートの事業は大変意義があるものとして、ここに推薦します。
混沌とした今現在を生き抜くため、そして我々の子供たち(次世代)の生活環境のために、同じ時代を生きる者として、一つの目標に向かい挑戦しなければなりません。脱炭素社会に向けて、2030年、2050年と日本での削減目標値が再設定され、住宅(家庭部門)の省CO2の取り組みも待ったなしの状況です。
携帯電話が当たり前になった時のことを思い出しますが、最初は高額で一部の職種や専門家がショルダータイプを所有していました。しかし数年でパラダイムシフトが起き、誰もが持つツールとして我々の常識と進化しました。「住まいるサポートさん」の活動は住宅の快適性、利便性、経済性やデザイン性を求めるだけでなく、地球や人類の生活環境を持続可能にするという大きなミッションが背景にあります。一寸先にある大きな目標の壁を皆さんで乗り越えるために、日本の住宅業界にパラダイムシフトを起こすことを目的としています。つまり皆さんでこのプロジェクトに関心を持つことで、未来が明るくなることを約束します。
私どもは、今日の建築を通じて、美しい風景を生み出すことを目標としています。土地の材料を活かし、風土に根ざした建築のあり方を追求します。使い込むことで美しくなる建築を目指しています。地球にやさしい空間とライフスタイルを提案し、これからの環境と共に生きる、住まいのあり方を探求し、我々の生活を豊かで、発見に満ちたものにしていきたいと考えています。
そのための住宅は、デザインだけでなく、耐久性、維持コストがかからない仕様等、性能がとても重要です。
特に住まいの設計においては、温熱環境性能(断熱・気密性能)を正しく確保することで、初めてデザインの自由度を獲得できると考えています。住まいるサポートさんの取り組みは、そのような私どもの想いを理解・共有してくださっていると感じています。住まいるサポートさんは、社会全体をより良い方向へと変えて行く力を持っていると思っており、応援させていただきたいと思っています。
私は住宅、非住宅ともにデザイン設計をするいわゆるデザインアーキテクトであり、多くのクライアントはデザイン性を求め門を叩かれます。昨今、住宅設計をする中で感じていることは、クライアントの住宅性能に対する意識が高くなってきているということです。
住むと言う、長きにわたり身を置く、最もプライベートな空間環境において、デザイン性も、性能も、どちらも妥協せず追求したい、という意識は、とても本質的なものであり、私達アーキテクトは、双方の知見を高め、そうしたニーズに対応していかなければなりません。
日本は、先進諸国に比べて、住宅性能の向上が遅れていると言われています。しかしながら日本の技術や研究が決して遅れているということではないと、私は考えています。高橋彰さんがされようとしている当試みは、一般の方々、アーキテクト、双方のリテラシーを高め、日本の住宅性能に対する議論や研究、商品開発を、前に進めることに繋がり、これから先日本が、住宅性能において世界をリードして行くために、とても重要な試みであると考えています。
人生において家で過ごす時間はどのくらいのものになるか考えたことはありますか? 実は、人生の半分以上の時間を家で過ごすと言われています。私は、その多くの時間を過ごす家は生活の基本、何があっても安心して過ごせる安全地帯でなければならないと思います。家以外での活動、社会とのやりとり、働く、学ぶ、遊ぶ、あらゆる活動の源は、安心して休める場所、戻れる場所があるからこそ成立します。
日本では、その安心して過ごせる場所の性能について、今まで語られることが多くはありませんでした。しかし、今、改めて生活の質を考えた時に、家、住宅の性能を無視することはできません。あらゆる側面からみても、そこは安全地帯でなければならないからです。耐震性、温熱環境など、高性能な住宅は安心して暮らせる家になります。そして、安心して暮らせる家は健康で質の高い生活を生み出し、幸せの原点になります。
私は、多くの方がこの高性能な住宅に触れる機会が必要だと考えます。高性能な住宅を広く知ってもらい、そしてその住宅で暮らすチャンスを広げていく活動を応援し、ともに進めていきたいと思います。
コロナ禍を経てテレワーク等住まいで働くケースが増えている中、住まいの温熱環境について住み手の要望が高まりを見せています。どの様な工事施工会社や設計者に依頼すべきか迷われている方に対しての需要の増加が見込まれている中で、私どものような性能とデザインのバランスにこだわっている建築家に対してのマッチングサービスには、大変期待を持っています。
我が国にとって住宅の高気密・高断熱化は、喫緊の課題であり、高気密高断熱に対しての知見を持つ建築家の取り組みも重要であるため、高い知識と知見を持つ設計者を束ねたマッチングサービスは、これからの住まいを建てようと考えている一般の方々には、とても有用なサービスであると考えています。
一般の方々に高性能住宅についての啓蒙と住まいづくりのサポートを行う住まいるサポートの事業は、これからのサスティナブルな社会を作り上げて行くためには、大変意義が大きい事業であると感じます。
2株 70,000円単位
払込金額の総額(上限募集額を発行の場合)28,000千円のうち、発行諸費用として約6,533千円を差し引いた後の手取概算額21,467千円について、少なくとも約5,000千円は「Archi Concier~建築家と創る高気密・高断熱住宅~」の認知度向上を目的とした広告宣伝費として優先的に充当いたします。残額のうち、約8,000千円を最低限の人件費として確保して正社員及びパートタイムを順次採用し、それでも残額がある場合は運転資金に充当いたします。
払込金額の総額が、3,500千円(目標募集額を発行の場合)以上27,930千円以下であった場合、発行諸費用を除く手取概算額(2,442千円~21,389千円)は、約5,000千円までの金額については「Archi Concier~建築家と創る高気密・高断熱住宅~」の認知度向上を目的とした広告宣伝費として優先的に充当いたします。残額がある場合は、新規に採用する正社員またはパートタイム社員の人件費に順次充当してまいります。
なお、事業計画は、目標募集額及び第三者割当増資額を前提に作成しており、目標募集額を超える調達が行われた場合は、今後1年以内に計画している第三者割当増資で調達する金額を調整する予定です。
自社による株主名簿管理となります。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から以下に示しております。発行会社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、リスクの軽減策を講じるとともに、発生した場合の対応に努める方針としていますが、本項の記載事項をご精読いただき、十分にご理解いただきたくお願い申し上げます。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。
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