Gigi株式会社
「ごちめし」の原点となったのは、北海道・帯広にある定食屋さん「結」が採用していたある仕組み。店で食事をした人が、地域の中高生のために食事代を余計に支払っていく。来店した若者は、店に入っている食事代=「ゴチメシ」によって無料で食事ができるというもの。「人に美味しさを分け合うという喜びが連鎖していく」という仕組みをウェブサービスで実現したい。それが「ごちめし」の原点です。
ほとんどの飲食(クーポンやデリバリーなど)に関わるサービスは、20%〜30%、時には35%もの手数料を取っているのが現状です。しかしながら、これによってお店は利益の大幅なカットを強いられるか、その分メニュー価格を上げることでユーザー側に負担を強いています。ウェブサービスとして、飲食店にもっと寄り添った仕組みが必要と考えたのです。
新型コロナウイルスの流行により、世界が共通の課題に直面する状況が訪れています。これまでの常識や価値観が大きく転換し、社会におけるニューノーマルとはなにかが模索されています。大きな潮流として、利己主義から生まれた格差社会を人災として捉え、持続可能な社会に向けて「人と人とが、気持ちを贈り、助け合う」流れが生まれています。「ごちめし」が実現したいのは、おいしいものの先にある、人と人とのつながりが見える「新しい食の流通」です。「食を通じ、気持ちの贈られる社会」をごちめしは実現したいのです。
ごちめしのコアバリューは、「人とお店にとって、最も優しいサービス」。食事を贈る側から手数料をいただくので、飲食店から利用料・手数料は一切いただきません。飲食店に負担がない「ごちめし」はこれまでにない新しいサービスモデルとして認知いただいており、既に、10,000を超えるお店に参加いただいております。
コロナによる飲食店の先の見通しの立たない状況を「ごちめし」のプラットフォームが一つの支援策として活用いただいています。2019年10月31日に「ごちめし」をローンチした直後の2020年2月、新型コロナウィルスの流行、外出自粛により飲食店の苦境が報じられました。食事を誰かに贈る「ごちめし」の機能のうち、「自分宛てに」食事を先払いできる使い方として「さきめし」を2020年3月9日にリリースしたところ、「自分の好きなお店を応援したい!」という支援者と、経営の見通しが立たない飲食店とをつなぐ活動が大きな輪となって広がりました。「気持ちを食を通じて贈る」ことで飲食店が少しでも困難な状況を乗り越える手助けになっているのです。
さきめしサイト:https://www.sakimeshi.com/
企業や団体と手を組み、新たなスキームを作ることを「ごちめし」は得意としています。サントリーが1億円を拠出いただき、参加店への寄付+サービス利用手数料10%を無償化した「さきめし supported by SUNTORY」をはじめ、地方自治体・商工会の緊急支援策として展開している「ご当地ごちめし」、飲食店以外の業界・娯楽施設へ展開する「さきめし開放」など、多くの事例が生まれています。「ごちめし」は柔軟に様々なサービスに組み込むことができるように設計されています。結果として、飲食店に、より大きな活気と多くの気持ちが食を通して連鎖することを期待しています。
【さきめし協業プロジェクトの一例】
導入事例:https://gochimeshi.com/link/local/
国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」との連携、Instagramの「ギフトカード機能」における連携など、支援・ギフト領域の他サービスとの連携を強化しています。2020年7月3日には、一連の「さきめし」プロジェクトが評価をいただき、「日本ギフト大賞」(主催:日本ギフト大賞選考委員会)の新型コロナウイルスと対峙する人を応援するための緊急賞において、「飲食店応援賞」を受賞しました。2019年10月31日から9カ月で流通総額は2億円を突破。通算利用回数75,000食、登録店舗総数10,000店(2020年8月15日時点)となっております。
今後は、国内だけでなく、Afterコロナにおけるニューノーマルに対応したサービスモデルとして、海外展開を視野に入れ、より多くの想いを食を通じて連鎖させていきたいと考えています。
価値を提供する顧客は3者。ごちる人には、人に食事を贈る事を通じて気持ちを伝える手段を提供します。ごちられる人には、無料で食事ができる・ギフトを飲食店の食事という形で受け取れる体験を提供します。そして、飲食店には、常連やファンがインフルエンサーとなりお店を宣伝したり、集客の手段として活用できる場を提供します。
「ごちめし」のユニークな点として、購入した食事(ごち)を自分へ送る「さきめし」、特定のどなたかに贈る「ギフトごち」、お店にきた人はどなたでも利用できる「だれでもごち」、と利用シーンに応じて贈り先を選択することができます。
お食事券は電子チケットとして発行され、お店に実際に来店することで、自分や、ギフトとして受け取った方が召し上がることができます。特に「だれでもごち」を選択したケースでは、"食べたいと思った方"が"応援や感謝の気持ちのこもったごちそう"を楽しむことができ、恩送りや利他の想いが広がると考えています。
飲食店は、「ごちめし」「さきめし」に参加するにあたって特別にメニューを開発する必要がありません。コーヒー、ビール、定食、コース料理など、お店で出している既存のメニューを販売できます。特別に商品開発してギフトで贈られるような商品を作る事なく、お店で提供しているメニューそのものを売れることはお店の負担がなく新しいことです。特定のメニュー以外に、1,000円、3,000円、5,000円の額面チケットでも、アプリからは50円以上であればユーザーが指定するどのような金額でも、提供が可能です。馴染みのお客様だけでなく、お店の看板メニューで新規顧客へアプローチできる集客手段となります。購入されると最短1週間で着金。お店からはサービス手数料を一切いただかない仕組みを貫いています。
コーヒー先進国のイタリアには、カフェで一杯のコーヒーを飲み、2杯分の料金を支払って店を後にする「サスペンデッドコーヒー(保留コーヒー)」と呼ばれる仕組みが根付いています。背景には、ナポリは貧しい人が多く暮らしており、コーヒーを飲みたいけれど手持ちのお金がない人がカフェに来たときにコーヒーが飲めるようにと、懐に余裕がある時に見知らぬ人にコーヒーをごちそうするという住民の助け合いの精神があるそうです。
私たちは、人に食事を贈る、感謝や応援の気持ちを伝える「ごちめし」を立ち上げる際に、品物を贈る際に送料やラッピング料金を負担するように、食事を贈る側から手数料をいただくことにしました。百貨店など贈り物をする際には、あたりまえに、のし代や配送料を購入者が負担します。ウェブサービスになるとなぜか負担するのはサービス提供者です。気持ちを贈る側が受益者であり、贈ることには喜びがあります。ごちそうした相手から届く、「ごちそうさま」のメッセージ。「人に与える喜びという行為」「ごちそうする」喜びをぜひ体験してみてください。
note参考記事:
https://note.com/gochimeshi/n/nddfc6b820287
https://note.com/gochimeshi/n/na8adaf031c77
コロナ禍により「さきめし」が注目を集めていますが、「想いを食事に乗せて贈る」事業コンセプトを展開する場は、ギフト市場と寄付市場にあると考えています。ギフト市場の規模は堅調に推移しており、10兆9150億円(2019年・前年比101.5%)、2020年にも同程度の成長が見込まれています。
ギフト市場の内訳として、お中元やお歳暮などのフォーマルギフトが減少傾向のなか、個人的・親しい人へのカジュアル(パーソナル)ギフト、自分向けギフト需要は拡大傾向にあります。とりわけ「身近な人へ送る食品ギフト」が増加しており、自分が食べておいしかったもの、話題性のあるもの、その土地ならでは、季節の旬など、消費者体験をベースにしたギフト市場のトレンドは、「ごちめし」を展開する上でチャンスと捉えています。
また、寄付市場は、2011年の東日本大震災以降、毎年増加しており、2016年実績で約0.8兆円となっています。災害が発生した際に、個人が地域の飲食店に支援ができる「さきめし」の有用性は、コロナ禍において、登録店舗数、ごち利用総額の劇的な伸びにより実証されています。苦境にある飲食店を直接的に支援する取り組みをより一層大きくしていくことに事業の手応えを得るとともに、近年盛り上がりをみせる「ふるさと納税」(ガバメントクラウドファンディング)と連携し、地域の直接的支援(子育て家族、飲食店、災害被害者、等)に繋げていくことが狙いです。
「ごちめし」は共創を得意とするプラットフォームです。地方自治体、商業施設、飲食チェーン、プロスポーツチームなどとのプロジェクトを精力的に展開しています。また、ギフト訴求としてInstagramのギフトカード機能やGoogleMAPと連携したり、支援では、クラウドファンディング「CAMPFIRE」との連携を発表しています。今後もリレーションシップを積極的に行っていくことを目指し、事業拡大のスピードを上げてまいります。
なかでも「ごちめし」独自の強みとして、決済機能と店舗情報を活かしたまちぐるみでの地域支援があります。商店街や地域の飲食店を巻き込み、子どもたちに無料で食事を提供する「こども食堂」事業を2019年6月より展開しています。2020年4月には、茨城県境町でふるさと納税と町の財源を活用した「こども食堂」の運用をスタート。
また、北関東に85店舗をもつ「ばんどう太郎グループ」の店舗を利用した「グループ店舗まるごとこども食堂」を実現しています。
こども食堂、社食、地域バルやチェーン店で使える回数券など、飲食店の売上拡大と地域の活性化に有効な仕組みとして、「ごちめし」を採用いただいています。
「まちの飲食店がどこでも社食になる」をコンセプトに、ごちめし加盟飲食店で福利厚生としての社食を提供できる仕組みを予定しております。個々の飲食店の売り上げ向上はもちろんですが、まちの飲食店が社食となることで、地域創生の循環的で継続的な支援策となると考えております。また、企業にとっては社員のコミュニケーション・健康増進の一環となるはずです。400万ある国内の法人で社食を取り入れている会社はあまり多くはありません。飲食店も、会社も、地域も、そのすべてにとってメリットとなるシステムの提供は近日公開予定です。
サスペンデッドコーヒー(保留コーヒー)などの文化が根付いている海外には、国内よりもごちめしが受け入れられる土壌が整っているといえます。また、複数のグローバル企業からも、サービスへの共感、事業提携の提案機会をいただくケースが増えており、ごちめしの仕組みの海外への展開を考えています。中国語版、英語版のリリースを待ち望む声も聞こえています。海外への展開を果たし、2024年2月末までに年商30憶規模のサービスへと成長させていきたいと考えています。
「ごちめし」「さきめし」は、こんな困ったを解決したい、という課題解決型のサービスではありません。来るべき持続可能な社会においては、資源を取り合うのではなく、分け合うことこそが鍵となります。これまでの当たり前が、当たり前ではなくなる社会。奇しくも、新型コロナウイルスにより、世界中の人々がそれを体感したのではないでしょうか。自分の大切なお店が困っているが、お店に行くことはできない。ならば先払いをして支援を届け、将来の来店を約束しよう。あるいは、どなたかにギフトとして、食事を贈ってみよう。ニューノーマルがノーマルになった社会で必要とされるサービスになりたい。そんな想いから私たちは「ごちめし」を展開しています。この想いに賛同いただける皆様からの資金調達を通じて、気持ちを贈りたい人、食に関わる人、を笑顔でつなぐ事業を力強く実現してまいります。
数値計画の詳細につきましては、こちらの書面をご覧ください。
新株発行概要書代表取締役
今井 了介
作曲家・音楽プロデューサー。安室奈美恵『HERO』や、TEE/シェネル『ベイビー・アイラブユー』などを手掛ける。また、作曲家・プロデューサーのエージェンシー(有)タイニーボイスプロダクションを創業・主宰。チーム全体でCD7000万枚以上、配信では1億DL以上のセールスを上げる。MTVアワード・日本レコード大賞・JASRAC賞など受賞歴多数。現在では、東京・LA・シンガポールに拠点を構え、ワールドワイドに活躍中。
取締役
岡部 正寛
米国コンサルティング会社アクセンチュアにて、大手日本企業におけるデジタルトランスフォーメーションを支援。アクセンチュアとソフトバンクのJV、イーエントリー株式会社の代表に就任し各国テックベンチャーの日本進出を支援。同社MBO後は、新規事業のインキュベーション、日本企業のアジア展開支援、社会事業の育成に注力。株式会社システムソフト(東証1部)の代表取締役社長を経て、現在フィンテック・ベンチャーのCEOも務める。
取締役
杉山 隆志
アンダーセンコンサルティング(10年)、デロイトトーマツコンサルティング(5年)にて多くの地方自治体プロジェクトに従事後、ベンチャー会社の経営に関与。日本初の、SNSと町おこしの融合となった大名なう・FACEBOOKでの地域情報発信を実現した武雄市などを実施。自社開発した TWEET ME は アップルストアの無料ランキング1位となる。現在はこれらの経験を活かし、コミュニティを基盤とした教育のNPO,地域活性化を推進する財団、AIベンチャーなど数社の経営に関与。
取締役
古川 賢人
大学を卒業後、株式会社システムソフト(東証1部)にて最年少ユニット長として大手企業を中心としたデジタルマーケティング支援業務、新規事業立ち上げに従事。その後、デジタルマーケティング大手の株式会社アイ・エム・ジェイに参画。SEO、アクセス解析、SNSなどのデジタルマーケティング戦略設計、基盤構築、運用設計をエンタープライズクライアント中心に幅広く支援。
受賞歴
「日本ギフト大賞」(主催:日本ギフト大賞選考委員会)の新型コロナウイルスと対峙する人を応援するための緊急賞において、「飲食店応援賞」を受賞
提携・協業ブランド
テレビ番組紹介実績
・あさイチ(NHK)
・news every.(日本テレビ)
・Nスタ(TBS)
・グッとラック!(TBS)
・人生最高のレストラン(TBS)
・直撃LIVEグッディ!(フジテレビ)
・Live News it α(フジテレビ)
・羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)
・ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)
新聞掲載実績
・日本経済新聞(一面)
・日経MJ
・朝日新聞
・毎日新聞
・東京新聞
・西日本新聞
Webメディア等掲載実績
・Yahooニュース(トップ)
・日本政府SNS
・共同通信
・AbemaTV
・プレジデントオンライン
・東洋経済オンライン
・R25
その他メディア掲載600以上
提携先自治体
・長崎県
・奈良県生駒市
・大阪府茨木市
・兵庫県尼崎市
・兵庫県神戸市
・佐賀県みやき町
・茨城県境町
・東京都昭島市
・広島県広島市
10株 100,000円単位
本募集による発行会社の調達資金の使途は以下の通りです。
・上限募集額を発行する場合
払込金額の総額3,000万円のうち、発行諸費用の概算額290万円(内当社の手数料240万円(消費税を除く)を差し引いた後の手取概算額2,710万円については、その全額を「ごちめし」システムの追加開発費用に充当します。
・目標募集額以上、上限募集額未満の金額を発行する場合
払込金額の総額2,000万円以上2,990万円以下のうち、発行諸費用の概算額210万円~289万円(内当社の手数料160万円~239万円(消費税を除く))を差し引いた後の手取概算額1,890万円~2,700万円については、その全額を「こちめし」システムの追加開発費用に充当します。
なお、事業計画は、目標募集額による調達を前提に作成しており、目標募集額を超える調達が行われた場合は、令和2年12月末までに予定している第三者割当増資で調達する金額を調整する予定です。
自社による株主名簿管理となります。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から以下に示しております。発行会社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、リスクの軽減策を講じるとともに、発生した場合の対応に努める方針としていますが、本項の記載事項をご精読いただき、十分にご理解いただきたくお願い申し上げます。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から以下に示しております。発行会社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、リスクの軽減策を講じるとともに、発生した場合の対応に努める方針としていますが、本項の記載事項をご精読いただき、十分にご理解いただきたくお願い申し上げます。
以下において、発行会社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を記載しております。